■スマホやタブレットがあればPCレスで初期設定が可能 Slingboxシリーズには幾つかのラインナップが存在しているが、今年の春に発売された最新モデルであるSlingbox M1の良いところは、初期セットアップがパソコン不要で、スマホ・タブレットに専用アプリ「SlingPlayer」を入れれば、ナビに従ってとても簡単にできてしまう所だ。 なおアプリは有料で、iOS版は1,800円。Android版は1,099円で販売されている。いったんアプリを購入してしまえば、視聴のための通信利用料金は自己負担になるが、アプリを利用するための月額固定料金のようなものは一切発生しない。 なお従来モデルから対応しているパソコンによるセットアップも非常に簡単なので、初期設定時はどちらかやりやすい方でセットアップすればいいと思う。HDMIコンバーターは、そもそもテレビに映像を出力するための端子がHDMIしか搭載されていないレコーダーが増えてきているため、Slingboxとの接続を仲介するためのアクセサリーとして用意されたものだ。 今回は筆者が自宅で使っているBlu-rayレコーダーがまさにアナログ映像出力端子を持たず、HDMIしか搭載していないソニーの「BDZ-ET1100」という機種だったので、以下にSlingbox M1とHDMIアダプターをセットで購入した場合の導入方法を簡単に紹介していきたい。 Slingbox本体とHDMIコンバーターは、どちらも片手に乗せられるサイズと軽さだ。四角いボックスに動作ステータスを表示するLEDインジケーターを配置しただけのシンプルなデザイン。 本体とHDMIコンバーターは製品パッケージに同梱されているコンポーネント映像、RCA音声ケーブルでつなぐ。コンバーターへの電源供給はUSB経由でできるので、BDレコーダーに搭載されているUSB-HDD拡張用のスロットなどが空いていればここにつなげるし、そうでない場合は市販のUSB ACアダプターが使える。 HDMIコンバーターの側面にはHDMI入出力を1基ずつ備え、Slingboxの電源が起動していなくても、BDレコーダーからテレビにスルー出力ができるようになっている。 外出先からのテレビ番組視聴は、スマホの「SlingPlayer」アプリで入力したコマンドを、インターネット経由でSlingboxに送信して、自宅のBlu-rayレコーダーには赤外線信号に変換して伝える仕組みが採用されている。 リモコン信号の送信部はSlingboxのフロントパネルにあるので、Blu-rayレコーダー本体のリモコン信号受光部との間に遮蔽物をなるべく置かないようセッティングしたい。家具の配置の都合などにより、どうしても二つの機器を近接して置けない場合は、本体に付属するリモコン信号用エクステンションコードを引き伸ばしてレコーダーの受光部に近づけておく。 「SlingPlayer」アプリの設定方法を紹介しよう。まずはAppStoreから1,800円でアプリをダウンロードする。なおAndroid版アプリもセットアップの基本的な手順は一緒だ。はじめてSlingboxを使うユーザーの場合、アプリを起動してから無料で作成できる「Slingアカウント」をつくっておく。 Slingbox M1はLANケーブルによる有線接続に加えて、IEEE 802.11n/a/b/gによるWi-Fi無線接続にも対応している。無線環境でのセットアップにはWPSも利用できる。ガイダンスに従ってホームネットワークのパスワードを入力。接続が完了したらSlingboxに任意の名前が付けられる。アプリの画面上にテレビ番組の映像が表示され、リモコンの操作も正しく受け付けているかが確認できたら、これでセットアップは完了。実に簡単だ。
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