リコーは18日、新しい柔軟材料「発電ゴム」の開発に成功したことを発表した。圧力や振動により高い発電性能を発揮するという。 圧力による発電(圧電)では、セラミックスや高分子樹脂などが実用化されているが、セラミックスは壊れやすく重い、高分子樹脂は発電力が弱い、という課題があった。「発電ゴム」は、シート状で柔軟性が高い一方、セラミックスと同程度の発電が可能だという。数百万回の繰り返し負荷試験でも性能劣化がないという耐久性も有している。 今後リコーは、センサーを始めとする多方面での活用に向けて、本技術の実用化開発を進める方針。