昨年はペット用品の「with」ブランドを立ち上げ、インターペットに初出展したトンボは、今年も老犬用の歩行補助ハーネス「LaLaWalk」シリーズの新商品をイベントでお披露目した。 今回のモデルは特にコーギーの犬種に向けて開発されたハーネスだ。もともと他の犬種に比べて足腰が弱く、老犬の場合は特に後ろ脚の歩行サポートが必要とされていたコーギーのため、カバンの“持ち手”を流用したという取っ手を着けて、腰から後ろ脚をサポートするデザインの「LaLaWalk STEP」がインターペットの会場で公開された。コーギーのために開発されたアクセサリーだが、他の犬種にも着せることができるようだ。 デザイン性も重視したというハーネスは、ストラップをカラフルなストライプにするなどお散歩を楽しくするための工夫も凝らされている。イベント期間中に同社のブースを訪れれば、愛犬に新商品をフィッティングさせることができたり、撮影した写真を後ほどインターネットからダウンロードして商品を検討できるサービスも実施される。 ほかにもトンボが現在開発を進める老犬介護用歩行器の試作品も展示している。商品の企画開発をトンボ、設計・製作は介護福祉用品メーカーのウェルパートナーズ、デザインをすみごこちデザインが担当するコラボレーションモデルだ。 犬の歩みを助け、健康維持をサポートする本アイテムは、犬の身体を優しく包み込むような“オーラ”を造形コンセプトとしている。フレームの素材にマグネシウムを採用して軽量化を図り、折りたたんで保管ができるなど利便性も高めた。愛犬を支えるベルトには車のシートベルトと同じ素材を使い、クッション性も高めながら、愛犬をふわっと支えながらストレスのかからないような装着感を追求しているという。発売時期は未定だが、出展されていた試作品の完成度はかなり高かったので、近く商品化も期待できそうだ。 日曜日にはブースの一角で、老犬専門のクリニックを運営する佐々木彩子医師によるセミナーも2度実施が予定されている。