はくたかは越後湯沢~金沢(一部は福井、和倉温泉)を結ぶ列車だ。上越新幹線に接続して首都圏~北陸間の連絡を担っていた。特急「はくたか」は1960年、上野~金沢間を約8時間かけて運行する列車として登場、1982年の上越新幹線開業で一時姿を消すが、1997年に北越急行ほくほく線の開業によって同線経由で再登場し、今日に至った。最高速度160km/hは、在来線トップタイ、狭軌では最高速だった。
ラストラン対象列車は金沢発18時23分の、はくたか25号越後湯沢行き。出発式で金沢駅の辻昭夫駅長は「はくたかは、冬には新潟の雪深い山の中を懸命に運転し、東京方面へ私たちを運んでくれた。今日のラストランを、こんなに多くの人に見送っていただいてうれしい」と感謝のコメント。
「はくたか」の列車名は北陸新幹線に受け継がれる。