米LabRomanceは2日、新コンセプトの小型無人飛行機「スマート・ドローン:LAB」を公開した。LabRomanceは、元スタンフォード大学と東京大学の研究者たちが設立したロボット開発企業だ。 LABは、スマートフォンを機体にセットできるドローン。2015年夏にアプリ開発者向けのパッケージが発売される予定で、現在Kickstarterでの予約が可能となっている。基本的な飛行制御は専用プロセッサが担当するが、USBでスマ―トフォンと接続することで、より複雑な処理が可能になるという。また万が一スマートフォンがフリーズしても、飛行制御プロセッサは機体を安全に着陸させることが可能。 例としては、画像識別などをスマホアプリが担当し、その処理結果に基づき機体の動作を制御するといったことが可能になる。あるいは、スマホ画面に広告を表示する、救援ミッションにおいて情報を伝える、パトロールで警報を発するといった使い方が例としてあげられている。なお、LABはオープンソース・プロジェクトとなっており、誰でもアプリの開発ができる。アプリの開発には、Android用のLAB APIが提供される予定。 165mm(L)×90mm(W)×10mm(D)までのスマートフォンが取り付け可能。また550gまで運搬が可能。移動時は折りたたむことができ、バックパックなどに入れて運ぶことができる見込みだ。
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