トレーニングデータはdocomo ID、またはRuntasticのユーザーIDに紐付けられたクラウド上のサーバーに蓄積されるので、アプリやWebページからワークアウトの成果を確認することができる。友人と成果をシェアしながら互いに切磋琢磨する、といった使い方も可能だ。記者発表会のゲストとして出席した俳優の渡辺謙氏が「Runtastic for docomo」のサービスについてこんな面白い感想を語っていた。「私もよくジムに通ってトレーニングをしているが、専属のトレーナーとデータをシェアしてしまうと、何だかいつもトレーナーが近くにいて監視しているような気分になってしまうかも…。でも自分を厳しく鍛えるためにはとても有効なアイテムになるかもしれない」(渡辺氏)
他にも「Runtastic for docomo」から提供される6種類のアプリのパッケージには、自転車でのワークアウトが計測できる「Runtastic Road Bike」や、スクワット版の「Runtastic Squats」、腕立て伏せ版の「Runtastic Push-Ups」、懸垂を自動カウントしてくれる「Runtastic Pull-Ups」と腹筋運動のパートナー「Runtastic Sit-Ups」が含まれている。
NTTドコモの加藤社長は、記者発表会の壇上にて「Runtastic for docomo」をフルに楽しむための“ウェアラブル商品”として、兼ねてから東レとの共同開発を進めてきた機能素材「hitoe」を使ったスポーツウェアの発売についても大々的に発表を行った。
何を隠そう、筆者も普段「Runtastic」を使ってジョギングをしていたユーザーだった。だが継続することに断念してしまったダメな元・ユーザーだ。聞けばドコモでは「Runtastic for docomo」のユーザーを応援するために、トレーニングの量に応じてドコモポイントをプレゼントするサービスも用意するそうだ。「それならば、もう一度復活してみようじゃないか」という意気込みも再燃してきた。12月のサービスインが待ち遠しい限りだ。
《山本 敦》