富士通は24日、話すだけで、専門用語の文字入力やアプリケーションの操作を実現するソフトウェア開発キット「MobileSUITE Voice Operation」を発表した。10月1日より国内提供を開始する。 モバイル向けサービスプラットフォーム「FUJITSU Cloud PaaS MobileSUITE」の新たなオプションとして、スマートデバイスのアプリケーション開発者向けに音声用のAPIを提供する。利用者からの指示パターンを、あらかじめ対話シナリオとして登録し、業務システムやインターネット上のサービス(Web API)を横断的に利用できるアプリケーションが開発できる。足りない情報は聞き返す対話形式により、必要情報を補足することが可能。 アプリケーション開発者は、「MobileSUITE Voice Operation」を活用することで、音声指示による業務システムやインターネット上のサービスの操作、専門用語の認識に対応したスマートデバイスのアプリケーションの開発をより簡単に行える見込みだ。 「MobileSUITE Voice Operation」には、フュートレックの音声認識技術「vGate」を採用。今後も両社は継続して、音声を活用したサービスの強化に取り組む計画とのこと。