土用の丑(うし)の日といえば「うなぎ」。稚魚の不漁で国産うなぎの価格が高騰しているが、「うなぎを食べる」と回答したのは6割という調査結果が出ている。 インターネット調査会社のマクロミルが全国の20才以上の男女を対象に実施した「土用の丑(うし)の日に関する調査」の結果によると、今年の土用の丑の日にうなぎを「食べる」と回答したのは59%で、1人分の予算は平均1,592円。2年前に実施した同様の調査と比較すると271円増となった。 国産うなぎの価格高騰により、輸入うなぎが注目を集めているが、うなぎの「産地」と「価格」についての考えを尋ねたところ、「高くても国産うなぎがよい」が72%、対して「安いなら輸入うなぎがよい」が28%という結果に。2年前に実施した同様の調査と比較すると、「高くても国産うなぎがよい」が4%増となり、価格の高さにもかかわらず、依然として国産うなぎの人気は高いようだ。 ただ、今夏はスーパーや飲食店では、うなぎ以外の食材で作った“うなぎ代替商品”の販売に力を入れているとのこと。どんな代替商品を食べたいか尋ねた質問では、1位は「穴子のかば焼き」52%、2位「さんまのかば焼き」35%、3位「豚バラのかば焼き」31%、4位「牛肉のかば焼き」22%、5位「とうふのかば焼き」14%となった。 高い国産をぜいたくに食べるのか、それとも輸入か、あるいは代替か……フトコロと相談しつつ、滋養を付けて暑い夏を乗り切りたいところだ。