本日7月1日、ソニーから日本産業パートナーズ(JIP)へPC事業が譲渡され、新会社『VAIO』が誕生した。 『VAIO』は、これまでVAIO事業の拠点としてきた、長野県安曇野市に本社を構え、経営・開発・製造一体で運営する新会社となる。8月から、「VAIO Pro」(11.6型/13.3型)、「VAIO Fit」(15.5型)の機能を厳選し、変更を加えた新モデルを発売する予定だ。 同社は、企業のフィロソフィーとして「本質の追求」「制約に縛られないこと」「VAIOのDNAの継承」を掲げている。さらに新サイト「vaio.com」が開設されたが、そこには、再生に向けた熱いメッセージが記載されている(アクセス状況により、表示されない場合もある)。その文章は以下のようなものだ。“VAIOは、VAIO株式会社へ。VAIOはもう終わった、という人がいる。単なる事業整理だ、という人がいる。たしかに、メンバーはたったの240人。この国で一番小さなPCメーカーになった。しかし。いいや、だからこそ。我々の目の前には今、無限の地平が広がっている。ここには、かつてVAIOの遺伝子だったものがある。ここには、野心と技術と、確かな熱量が息づいている。我々は、ピュアでひたむきなチャレンジャーだ。あらゆるものから自由になった今こそ、思い切った決断ができる。VAIOの未来に必要なものを見きわめること。そこにすべての力を集中し、PCにはびこる固定観念を変えること。このチームなら、それができる。きっと。”