東芝は22日、2014年度の経営方針説明会を開催。「ニュー・コンセプト・イノベーション」施策の一環として、「インフラヘルスモニタリング」に使うための“ウェアラブル・ディスプレイ”を開発中であることを公表した。 「インフラヘルスモニタリング」とは、社会インフラに対する、既存の点検・監視の代替となるもの。メガネ型のウェアラブル・ディスプレイを用いることで、目視点検を画像処理による点検に置き換えるという。これにより、トンネルのひび割れ、水漏れなど、状態変化を画像から検出できる。すでに英国で、送電線トンネルの点検に活用する実証実験が行われている。 このウェアラブル・ディスプレイは、グラスレス3D技術を応用したもので、保守点検などの補助ツールとして、作業現場で用いられることなどを想定しているという。図面と実物との比較や、作業手順との照合が行えるとともに、両手を使えるメリットもあるとのこと。
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