Smart PBXは、オフィス内の電話設備のうちPBXをクラウド化し、PBXレスの内線環境を実現してくれる。IP化を前提とするので、IPフォンはもちろん、専用アプリをインストールしたスマートフォン、タブレット、PCなどが使える。外線はNTTコミュニケーションズのArcstar IP Voiceか050 plus for Bizを利用する。もし、既存のPBXを活用したいなら、PBXにVoIP-GWを設置して内線交換機機能をSmart PBXに託すこともできる。
さらに池田氏は、BYODでのメリットも強調する。「例えば業務に携帯電話を活用するとき、ビジネス携帯を支給するとなると端末や通話料コストがばかになりません。かといってBYODで個人所有の携帯電話などの併用をさせると、業務利用と個人利用の通話料の管理・負担が面倒です。またデバイスプロファイルの管理やセキュリティ対策も課題となります。BYODソリューションも各種ありますが、Smart PBXは050 plus for Biz契約のスマートフォンをPBXの子機、電話機としても利用できますので、セキュリティ対策や業務利用だけの通話料も会社に自動請求されるなど、公私分計も可能です」。
インストールするアプリは、050 plus for Bizのアプリがベースとなっているが、PBX関連の機能が追加されたSmart PBX専用アプリとなる。池田氏によれば「IPフォンやスマートフォンの機種によってはすべての機能がサポートできない可能性がありますが、動作検証など進めていき推奨機種など適宜提示できるようにしていきます」とのことだ。