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肌はお腹から守る…冬の東京はサハラ砂漠

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◆栄養面から「食事と肌のうるおい」を解説する

 具体的にどのようなポイントを意識して毎日の食事をとればよいか、管理栄養士の柴田真希(しばた・まき)氏に話を伺った。柴田氏は、栄養バランスのとれた食事はもちろん、腸内環境を整えるような食生活が大切だという。栄養素は全て腸で吸収されるからだ。

 柴田氏は、うるおいのある肌を保つためのポイントを2つあげる。1つは「腸内をキレイにして腸の調子を整えること」、もう1つは「肌に必要な成分を補うこと」だという。

 「コラーゲンやその吸収を高めるビタミンC、血流を流すビタミンEや鉄分など、肌のために積極的に摂りたい成分は沢山あるが、状態の悪い腸では吸収できない。食物繊維をしっかりと摂ってデトックスし、さらに善玉菌(乳酸菌など)を補給する。腸の不調を招く、不規則な生活習慣や身体の冷えを見直すことも、うるおい肌への近道だ」

 柴田氏は、積極的に摂りたい食材として、「アロエ」、「雑穀」、「ぬか漬け」をあげる。
●アロエ…吹き出物やにきび、湿疹などの原因である便通を整えて腸内環境を良くし、成分の吸収率を高め新しい皮膚を作るサポートをする。
●雑穀…ビタミン・ミネラル・食物繊維をはじめ、植物性の栄養成分フィトケミカルが豊富。フィトケミカルは、抗酸化作用、炎症の軽減などの効果が期待できる。普段の食事で不足しがちなビタミンEや鉄、マグネシウムも豊富だ。
●ぬか漬け…使用される野菜自体にビタミンや食物繊維、フィトケミカルなどの栄養素が含まれている。ぬか漬けにするだけで生の野菜に含まれる栄養価を何倍にも増やす。新陳代謝を助け、老廃物の排出を促す酵素や乳酸菌が多く含まれる。

《高木啓》
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