ドコモが新規参入し、3キャリアが揃い踏みしたiPhone。今回は各キャリアのiPhone 5cを用いて、大阪エリアで速度調査を実施した。 iPhone 5s/5c発売翌日の21日土曜。日中にJR大阪環状線に乗車して、途中停車する全19駅のホームで上り・下りの通信速度をそれぞれ3回計測。計測には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用し、その平均値を算出した。■安定的に通信速度が速いKDDI(au) 今回のテストで、下り・上りとも最も安定して高速だったのがKDDI(au)。各駅ごとの平均速度では下り平均が19駅中12駅、上り平均が9駅で最高値を記録している。下りの最高値は芦原橋駅で記録した58.87Mbpsと、瞬発的な速さでも高い数値をたたき出していた。また全体的に見てみると下りで10Mbpsを一度も下回っておらず、優秀な成績と言えるだろう。■高速だがスピードにややムラがあるソフトバンク 次にソフトバンクだが、平均速度が最高値を記録したのは、下り19駅中6駅、上り19駅中9駅とまずまずの結果ながら、KDDIには一歩劣る。最速値については、下りは森ノ宮駅で58.47Mbpsを記録。上りは京橋駅で17.66Mbpsとかなりの速さを記録した。ただ、瞬発的な速度に優れている分、同じ駅でも計測結果にバラつきが見られ、ときには下りが5.62Mbpsまで落ち込むこともあった。■通信速度にハンデを抱えるドコモ ドコモの全駅での計測結果の平均は、下りが17.29Mbps、上りが5.23Mbpsと決して悪い数字ではないが、他2キャリアと比べると下り平均で約10Mbps劣る結果となっている。上り速度については大阪駅以外の全駅で平均10Mbpsを下回っており、大容量ファイルを送るときなどには不自由さを感じるかもしれない。一方大阪駅では下り最速73.71Mbps、上り最速33.99Mbpsを記録し、平均でも下りが59.17Mbps、上りが22.62Mbpsと圧倒的な数値を記録。しかし、それ以外の駅では下り・上りともに他のキャリアの後塵を拝する結果となった。■環状線の東西でキャリアの優位性が変わる これらの計測結果を見ると、高速かつ安定のKDDI、瞬発的な速度のソフトバンクという構図となっている。計測結果を改めて見直してみたところ、面白い傾向が見えてきた。大阪環状線を東西に二分してみると、東側ではソフトバンクが、西側ではKDDIがコンスタントにいい結果を残しているのだ。大阪に在住している人は、どちらのエリアに住んでいるかも踏まえたうえで、キャリアを選ぶといいかもしれない。
Netflix公式対応のワザありプロジェクター! 開けば大画面・畳めば本棚にも収納できちゃう!! 2025年4月18日 Netflix公式対応のプロジェクター「Elfin Flip Pro」は、コンパ…