イー・アクセスは18日、1.7GHz帯を使ったフィールド実証実験の結果を発表した。 同社では、総務省が周波数アクションプランにおいて新たに確保する1.7GHz帯の周波数(F0)と、隣接する既割当周波数(F1-F3)を使用した実験を、8月22日より開始。LTEの高度化技術の通信品質や通信速度(スループット)の評価を、香川県高松市で行っている。実験期間は9月末までの予定。 その結果、「10MHz+10MHz幅キャリア・アグリゲーション」(各10MHz幅の2周波数CA)と「連続20MHz幅」(連続の1周波数)の評価では、「連続20MHz幅」のほうが下り伝送速度が高いことが確認された。 また、商用ベースの基地局を使用して、下り300Mbps(20MHz幅、4×4 MIMO)と下り150Mbps(20MHz幅、2×2 MIMO)の評価では、両方式とも規格上の下り最大速度に近い速度が確認された。4×4 MIMOでは下り291Mbpsを記録した。2×2 MIMOでは、既存のUSBスティックタイプのデータ通信端末「GL08D」で148Mbpsを記録した。 イー・アクセスの1.7GHz帯LTEは、ソフトバンクモバイルのデータ通信サービス「SoftBank 4G LTE」でも“ダブルLTE”として使用可能。