リコーと独SAP AGは22日、両社の持つ製品と技術を包括的に連携させたソリューションの提供で協業することを発表した。協業第一弾として、両社の連携ソリューションを国内市場向けに提供する。 リコーは、基盤事業製品のデジタル複合機をはじめ、RFIDソリューションなどを強みに、サービス事業の強化を図っている。一方SAPは、インメモリデータベース「SAP HANAプラットフォーム」を中核に、ビッグデータの活用やビジネスプロセスの最適化による企業競争力強化のための幅広い製品・ソリューションを提供している。 今回、こういった両社の強みを融合させ、受発注、購買、会計、人事、製造、マーケティングなどの分野における業務改善を実現する連携ソリューションを提供する。複合機やプリンターとSAP ERPを連携させた業務改善、ICタグを活用したビジネスプロセスの効率化などが、可能となる見込み。 連携ソリューションは、SAPグローバル協同開発センター(COIL Tokyo=Co-Innovation Lab Tokyo)において稼働検証を行ったうえで提供する。