アシアルは、クラウド上でモバイルアプリの開発環境を提供する「Monaca」のデモを行った。 Monacaでは開発言語にHTML5やJavaScriptなどを利用できるため、iPhoneやAndroidのネイティブ言語に関する知識がなくてもアプリを開発することができる。端末上での動作としては、アプリ内でブラウザーが起動。その中でプログラムが動作することになる。独自のAPIを利用しており、カメラや加速度センサーなどをアプリから利用することも可能だ。 コードエディターはChrome上に表示され、作成したソースコードはすべてクラウド上に保存。開発環境を用意する手間やコストを短縮できるほか、複数のプログラマーによる共同作業も可能となる。 また、アプリの検証をPCに接続した端末上で行なえるのも大きな特徴だ。iOS端末やAndroid端末にデバックアプリをインストールすることで、コーディングされたアプリを自動で認識。即座に端末側で起動するため、エミュレーターの起動などで検証に時間を取られる必要がない。 開発が終了した後は、OSの種類を選択するだけでiOS用とAndoroid用のコーディングが可能。OS別にコードを書く必要がないため、開発コストや期間を短縮できるという。今後はサーバー機能の提供も予定しており、ログイン管理やデータストレージとしての利用も検討しているとのことだ。