昨年11月に始まったNTTドコモ「Xi(クロッシィ)」の受信時(下り)最大100Mbps/112.5Mbpsサービス。東名阪や九州地区については2014年春以降の導入と少し先の話になるが、その他地域に関しては徐々にエリア化が進んでいる。今回、ドコモ公式サイトで100Mbps/112.5Mbps対応エリアとして発表されている地域のうち、香川県高松市と北海道札幌市にて実測調査を行った。高松、札幌ともに計測には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用。同一箇所で3回計測し、平均値を算出している。■高松での計測 高松市で実測に使用した端末は2013年春モデルの「AQUOS PHONE EX SH-04E」。カテゴリー3の端末のため、理論値は下り最大100Mbps、上り最大37.5Mbpsとなる。なお、現状で下り最大112.5Mbpsに対応するカテゴリー4のスマートフォンは、8日にドコモオンラインショップで発売されたばかり(店舗での販売は21日から)の「Ascend D2 HW-03E」のみ。 高松市の対応エリアを公式サイトで確認すると、天神前・浜ノ町・寿町2丁目・サンポート・三条町、これらの付近が対応済となっている。概ね、駅周辺を中心に、県庁があるオフィス街辺りもカバーしているイメージだが、実際はどうだろうか。まず駅周辺を計測してみた。 駅正面にある広場付近では、下り平均48.36Mbps、上り平均15.95Mbps。駅のすぐ北にあるサンポート地区、中央の広場では、下り平均30.29Mbps、上り平均14.56Mbpsと、高速ではあるが100Mbpsエリアとしては少し物足りない。 同じくサンポートにある「高松シンボルタワー」の最上階、展望レストランフロアで計測したところ、ここでは下り平均58.65Mbps、上り平均27.20Mbpsと一段階スピードアップ。下りの最速値では64Mbpsを記録した。また、上り速度が25Mbpsを超えたことも100Mbpsエリアならではの結果と言える。駅周辺の100Mbpsエリアでは、この他に築港駅前(寿町2丁目)でも計測したが、ここは下り平均18.80Mbps、上り平均9.36Mbpsと振るわなかった。 駅から少し離れた天神前地区。天神前交差点付近にある中野天満宮前では、今回の計測で最速値となる下り67.05Mbpsを記録。平均値でも下り59.66Mbps、上り16.50Mbpsと優秀な結果だった。その周辺にある県庁前では下り平均38.56Mbps、上り平均8.93Mbps。平日ながら多くの子どもとお母さんたちで賑わっていた中央公園前では下り37.61Mbps、上り7.92Mbpsという結果に。 100Mbpsエリアには記載されていないが、代表的な繁華街である丸亀町商店街近辺でも計測を行った。商店街の中心付近では、下り平均27.04Mbps、上り平均11.14Mbpsとまずまずの数値。高松三越前では下り平均17.33Mbps、上り平均7.78Mbpsと少し下り速度が鈍ったが、三越店内1階の待合スペースでは、下り平均31.42Mbps、上り平均5.80Mbpsを記録した。その他、市内を歩き回りながら合間合間に計測をしてみたが、LTEが途切れることはほとんどなく、20Mbps前後の受信速度はコンスタントに出ていた。
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