4月20日に開幕した上海モーターショー13で異変が起きている。世界初公開の車両は数多いが、女性コンパニオンが少なくなっており、男性コンパニオンを配置しているブースが増えている。2012年4月の北京モーターショー12で、コンパニオンの衣装に関して、北京市当局が過度な露出を指摘。「大衆に悪い影響を与える」と批判したことは記憶に新しい。今回は当局の意向に沿った各社の対応が形となって現れているようだ。この結果、男性コンパニオンが増え、女性来場者が男性コンパニオンに群がり、代わる代わる写真を撮影するという新たな現象がみられるようになった。熱を帯びる中国自動車市場では、一般公開初日の21日、スーパーカーのホールに入場規制がかかるほど。男女を問わず自動車に強い興味を示す中国市場の現状を日本市場と比較すると隔世の感がある。