17日に開催された「Twilio Japan Summit」において、KDDIウェブコミュニケーションズ Twilio事業部 ゼネラルマネージャー 小出範幸氏が登壇し、「Twilio for KDDI Web Communications」の日本でのサービス開始について紹介した。 まず、KDDIグループの一員であるKDDIウェブコミュニケーションズ(KWC)が提供するものということで、正規の050番号が購入できること(月額490円)、KDDIのネットワークという回線の品質、そして、Twilio APIのクラウドサーバーはAmazon AWSの東京リージョンのデータセンターを利用するため、海外のサービスを利用するより低遅延であることが特徴として挙げられた。 国内ではO2Oが、新しい市場開拓やリードを得る手法になるとして注目されている。ここに電話とWebという導線を引くためにTwilioを活用してほしいという。日本国内でみても、減っているとはいえ年間の音声通話の総数は1100億呼に達する。これにWebアプリやスマートフォンアプリを連動させたスマートコミュニケーションを導入すれば、小売店とEC以外にも家電製品などにも付加価値をつけられるとした。 Twilioのサービスは、どのような人たちに使ってほしいかという点について、小出氏は、まずSIerやサービスプロバイダに利用してもらい、Webと電話を融合させたスマートコミュニケーションのアプリを開発してもらいたいとする。次にスタートアップ企業もぜひ使ってほしいサービスだともいう。KWCではAPIの勉強会や開発者どうしのmeetupイベント、インキュベーションなどの支援策も展開している。 国内でもTwilioを利用したサービスは出始めている。KWCでは、日本版の正式リリースに伴い、いくつかの国内企業とTwilioのサービスを使った製品のベータ開発を進めている。今回、そのうち4社の事例についても紹介された。
【Interop Tokyo 2018】ネットワーク機器をクラウド管理!ディーリンクジャパンからIoT時代の新提案 2018年6月14日 ディーリンクジャパンは6月13日、幕張メッセで開催中の「Intero…