3月24日、電子書籍アワード2013実行委員会は、電子書店の年間売上をジャンル別に集計した独自ランキングを発表した。総合ランキング第1位にはマンガ『宇宙兄弟』が選出され、昨年読者から最も支持を受けた「電子書籍大賞」に輝いた。総合ランキング上位50位の中には、34作品のマンガがランクインしており、電子書籍においてもその強さが証明された。ランキングには、近年映像化された作品が数多く名を連ねている。2012年にテレビアニメと実写映画が制作された『宇宙兄弟』のほかにも、現在テレビアニメ放送中の「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズや、実写映画が興業収入58億円を超える大ヒットを記録した『テルマエ・ロマエ』などが上位を独占した。大人向けのマンガが、映像化を契機にまとめ買いされることでランクインを果たしている。小説部門でも、テレビドラマ化された『ストロベリーナイト』の姫川玲子シリーズや、映画化された『悪の教典』、『天地明察』、『のぼうの城』といった作品が人気を集めた。映像化の強みが改めて確認できるランキングだ。『宇宙兄弟』の著者・小山宙哉さんは電子書籍大賞の受賞について「僕はまだ電子書籍になじみが薄いので、みんな電子書籍で読むのか!とちょっと驚きました。でも、電子書籍は簡単に持ち運びできるので、常に購入者の傍らに『宇宙兄弟』があるってことになりますよね。それはとても嬉しいです」とコメントを寄せている。電子書籍アワード2013実行委員会は本とコミックの情報サイト「ダ・ヴィンチ電子ナビ」が中心となって結成された。ダ・ヴィンチ電子ナビ特設ページでは総合TOP50のほか、小説・エッセイ、コミック、ライトノベル、教養・歴史・科学、趣味・実用書、ビジネス・政治経済・自己啓発のジャンル別順位を掲載している。[高橋克則]ダ・ヴィンチ電子ナビ特設ページhttp://ddnavi.com/award2013/「電子書籍アワード2013」開催概要期間:2012年1月1日~12月31日の間に配信された電子書籍・コミックジャンル:全ジャンル(※アダルト作品除く)選考方法:電子書店の年間売上データを総合し、独自にジャンル別ランキングを集計発表ジャンル:総合(TOP50)、小説・エッセイ(TOP20)、コミック(TOP20)、ライトノベル(TOP10)、教養・歴史・科学(TOP10)、趣味・実用書(TOP10)、ビジネス・政治経済・自己啓発(TOP10)
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