ラジオ業界が衰退から全盛期へと劇的な変貌を遂げた20年間の軌跡を、オールナイトニッポン統括プロデューサーの冨山雄一氏が著書で明かす。
株式会社クロスメディア・パブリッシングから2025年1月31日に発売される『今、ラジオ全盛期。 静かな熱狂を生むコンテンツ戦略』で、冨山氏は2000年代初頭の「衰退」から現在の「全盛期」に至るまでの過程を詳述している。
本書では、SNSやイベントを活用してリスナーとの絆を深める戦略や、東日本大震災やコロナ禍でのラジオの役割と進化について言及。特に、年間25万人以上を動員するイベントの成功の鍵として「リスナーとの関係性を、長期間かけてじっくりと耕す」戦略を挙げている。
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冨山氏は「この20年で『オールナイトニッポン』を取り巻く環境がどのように変化してきたのかをその目撃者として綴っています」とコメント。さらに「パーソナリティと番組スタッフ、そしてリスナーの皆さんが少しずつ積み上げてきた歴史です」と、ラジオの復活を支えた人々への感謝を述べている。
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本書は、ラジオ業界の裏側や名場面の舞台裏も収録。TBSラジオの深夜番組「JUNK」と生電話でつながり、ラジオ局の垣根を越えた放送が実現した際の裏話なども明かされている。