2007年12月に、「第一章 俯瞰風景」で初めて劇場に姿を見せたアニメ映画『空の境界』は、独自の世界観、クオリティの高さもあり、アニメファンから熱狂的な支持を受けた。カルト的な人気はその後、さらに広がり大きなムーブメントにつながる。劇場版『空の境界』は、2000年代後半のアニメシーンを代表する作品となる。その劇場版『空の境界』の境界が、2013年に再始動する。3月14日、本作の公式サイトでプロジェクト再始動が告知された。また武内崇さん原画、こやまひろかずさん彩色による描き下ろしの新キービジュアルも発表された。再始動のスタートを飾るのは、2つの作品になるようだ。ひとつは、2007年からの一大ブームの起点となった「俯瞰風景」、そして今回初アニメ化される「未来福音」である。「未来福音」は、2008年にTYPE-MOONの武内崇さんと奈須きのこ さんが、同人サークル「竹箒」名義で同人誌として発売した作品だ。『空の境界』シリーズを補完するいくつかのサイドストーリーで構成される。これまでシリーズは全七章が映像化されたが、アニメでも「未来福音」の映像化で作品世界を拡張することになる。ファン待望のアニメ化だ。「俯瞰風景」は、今回新たに3D(立体視)となる。奥行きのある映像スタイルで新たな風景が広がるとしている。こちらもファンにはかなり気になる作品だろう。両作品は、いずれも2013年に劇場公開となる。さらに両作品の鑑賞をセットにした前売券が、3月30日、31日に幕張メッセで開催されるアニメコンテンツエキスポ2013にて発売される。劇場鑑賞前売券セットで、今回発表された新しいキービジュアルが目を惹くデザインが特徴だ。一方で、詳しい公開時期や、スタッフ・キャストなど不明なことも多い。プロジェクト再始動、今後の展開が注目される。劇場版『空の境界』http://www.karanokyoukai.com/ 俯瞰風景3D劇場チケット+未来福音劇場チケット+特製収納ケース3月30日・31日 アニメコンテンツエキスポ2013内にて発売