日立はグローバルパートナーとモバイルに関連するソリューションを展示していた。 その中で興味を引いたのは、JDSUというキャリア向けネットワークのトランシーバなどを手掛ける企業と共同で展示していたものだ。JDSUのトランシーバは、トラフィックのキャプチャ機能を持っている。これを、通信事業者の機器に設置すると、キャプチャデータもネットワークに流してくれる。 このデータを取り込んで、日立のデータセンターソリューションの一つビッグデータ解析を適用し、トラフィックの内容や状況の分析を行う。サービスアプリケーションレベルでは、サーバーログを利用した管理ソリューションや分析アプリケーションなどもあるが、通信事業者がパケットの状況をモニタリングする場合は別のソリューションが必要となる。 通信事業者は、今後増大するモバイルトラフィックの解析が急務となってくる。トランシーバモジュールでキャプチャされるデータの収集・解析には各国の通信事業者が興味を示しているという。なお、日立のブースは、来訪者にお寿司をふるまっていたが、これも非常に好評だった。