サイバーエージェント、CAリワード、凸版印刷の3社は13日、NFC技術を活用した「リアル・リワード広告」を共同開発したことを発表した。12日より実証実験を実施しており、実店舗でアプリをダウンロードすることで、店舗内で使えるクーポン等が付与される。 「リアル・リワード広告」では、ユーザーがNFC搭載スマホを、店舗内に設置されたNFCタグ付きのポスターにかざすと、対象アプリをダウンロードできる。さらに、アプリのダウンロードに対するインセンティブとして、店舗内で利用できるクーポンなどが付与される。 従来のリワード広告は、ゲーム内で利用できる“デジタルインセンティブ”を取得できるケースが主流だったが、これに対し「リアル・リワード広告」は、オンライン上で指定のアクションを行うと報酬(インセンティブ)が付与される成果報酬型広告であるリワード広告と、実店舗での消費者行動を連動させるのが狙いだ。 今回の実証実験は、2月12日~3月12日の1か月間、複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間BIGBOX高田馬場店」にて実施。店舗内で、「Ameba」が提供する学園カードゲーム『ガールフレンド(仮)』のアプリをダウンロードすると、店舗内で利用可能なクーポン(500円券)を取得するチャンスがあるクジに参加できる。 「リアル・リワード広告」は、NFC搭載スマートフォンを活用したプロモーション企画・マーケティング企画をサイバーエージェントが担当し、リワード広告に関する技術提供をCAリワードが担当、NFCコンテンツ配信サービス「Cylsee(シルシー)」を活用したNFC関連の技術提供を凸版印刷が担当している。
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