有料多チャンネル放送加入者数の伸びが鈍化し、競争が激化する。まず、auスマートバリューや「J:COM TV My Style NEXT」などのネット軸による加入増に力を入れ、さらにさまざまな切り口からサービスを提案する。メディア事業部門のチャレンジは、ケーブルテレビ事業者向けの「IP-VOD」サービスだ。今年は、次世代STB(セット・トップ・ボックス)も市場に投入する。
スマートフォンは新興国市場にも広がる。クアルコムでは、レファレンスデザインを提供することで短期間にスマートフォンの発売が可能となるQualcomm Reference Design(QRD)に取り組んでいる。いっぽうデータトラフィックの拡大が世界的な課題になっており、技術開発を進めている。また、あらゆる物がネットワーク化される“Internet of Everything”への取り組みを強化している。
■ITホールディングス株式会社代表取締役社長岡本晋
ITHDグループは、昨年から中期経営計画「Brave Steps 2014」を開始し、「トップライン重視」「as One Company」「進取果敢」を基本コンセプトに、「サービス化」「グローバル化」に取り組んでいる。