富士通は4日、ビッグデータを利活用するためのクラウドサービス「データ活用基盤サービス」と、セールスフォース・ドットコムのアプリケーション開発基盤「Force.com」を連携したサービスの提供を開始した。 富士通の「データ活用基盤サービス」は、データ活用に必要な複合イベント処理や並列分散処理、非構造データを扱えるストレージなどの機能を備えており、「Force.com」と連携することで、より容易に業務アプリケーションが開発可能とのこと。 ビッグデータは、製造業や流通業、金融業、サービス業など幅広い業界で活用が検討されており、さまざまな部門で個別に管理されているデータを一元的に管理し、社外の情報とあわせて分析することで、よりきめ細かいサービスや商品企画が実現可能となる見込みだ。 富士通は、2003年からセールスフォース・ドットコムと協業しており、クラウド・コンピューティング導入におけるコンサルティングとシステムインテグレーションを提供している。また2010年からは、セールスフォース・ドットコムとグローバルでの協業を開始しており、今後も連携を強化する計画だ。