ソフトバンクが31日発表した2012年度上半期決算は、営業利益が前年同期比7.9%増の4027億6200万円と、上期として7期連続で過去最高益を更新した。主力となる通信事業で、9月に発売された『iPhone 5』が好調に推移したという。 売上高は1兆5861億900万円で前年同期比3.3%増、経常利益は3630億1000万円で同15.4%増、四半期純利益は1694億3200万円と同22%マイナスであった。 通信事業では、上半期の累計純増契約数は151万2200件、携帯端末の出荷台数は前年同期比10.2万台増の499万台、販売数(新規契約数と機種変更数の合算値)は、前年同期比36.9万件増の558.4万件。 販売数のうち、新規契約は前年同期比19.4万件増加の338.2万件、機種変更は前年同期比17.5万件増の220.2万件。出荷台数と販売数の増加は主に、フィーチャーフォン(従来型携帯端末)の販売数が減少した一方、iPhoneなどのスマートフォン、iPad、みまもりケータイやモバイルデータ通信端末の出荷と販売が堅調によるもの。 同社の孫正義代表取締役社長は、通期業績予想の営業利益7000億円の達成に自信を示した。