フォーティネットジャパン株式会社(フォーティネット)は10月16日、脅威動向調査の結果を発表した。これによると、この3カ月でAndroidベースのモバイルアドウェアが活性化している。これは過去最大のスパムジェネレーターのひとつである「Netsky.P」に匹敵する活動量を持つという。FortiGuardはアジア太平洋地域とEMEA地域に設置している全監視システムのほぼ1%、そして南北アメリカでは4%で、アドウェア亜種「Android/NewyearL」と「Android/Plankton」を検出した。この2つのアドウェア亜種は携帯のステータスバーへの迷惑広告の表示、国際移動体装置識別番号(IMEI)を介したユーザ追跡、デバイスのデスクトップへのアイコンのドロップを行う共通のツールセットを組み込んでいるさまざまなアプリケーションに広まっている。これにより誰かが、あるいはグループが、おそらく詐欺的な広告アフィリエイトプログラムで金儲けをしているということだとしている。調査結果ではこのほか、バンキング系トロイの木馬「Zeus」のモバイルコンポーネント「Zitmo」が遠隔操作対応など進化していることや、ルーマニアのハッカーたちがphpMyAdminの脆弱性スキャンを実行していることなどを取り上げている。
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