NTTドコモは11日、2012冬モデルの提供に合わせて、「ドコモクラウド」のサービスを拡充する方針を発表した。「しゃべってコンシェル」を機能拡充するとともに、「電話帳」「spモードメール」のクラウド化を2012年11月以降順次行う。 「しゃべってコンシェル」については、11月より、情報検索の対象ジャンルや呼出対象機能を拡大し、話しかけるだけでより適切なサービスや機能を利用できるようにする。情報検索の対象ジャンルは、占いやショッピングなどを加え17ジャンルから31ジャンルに拡大し、スマートフォンの呼出対象機能やサービスは、「iチャンネル」や「災害用キット」などを加え9機能から104機能に拡大する。また、一部の情報検索の対象ジャンルでは、性別や年齢などのプロフィールに連携し、個々のユーザーにパーソナライズされた回答を可能とする。 さらに「しゃべってコンシェル」のキャラクター(しゃべってキャラ)を、自分の好きなキャラクターに変更できるようにする。そのキャラクターに合わせた音声をクラウド上で合成して回答する他、キャラクターならではの雑談が可能になる。また2013年2月よりiコンシェルと連携。ユーザーの問いかけに対してふだん使用する路線など、iコンシェルの設定情報に合わせて、パーソナライズされた回答が可能になる。 「電話帳」については、11月より、クラウド化するとともに、サービス名を「ドコモ電話帳」として新たに提供する。電話帳のクラウド化により、機種変更時のデータ移行や、端末の故障時や紛失時など、クラウドからの電話帳データの復旧も簡単になるという。また、自分のプロフィール情報を変更した際に、電話帳に登録している友人等へ一斉に通知できる「電話帳変更お知らせ」機能が用意される。さらに、TwitterやFacebook、Amebaなど、SNSでの自分のつぶやきや日記などの近況を友人の電話帳に通知する「フレンドNEWS機能」も提供する。電話帳保存容量は50MB(最大3千件)。 「spモードメール」については、2013年1月より、クラウド化するとともに、サービス名を「ドコモメール」として新たに提供する。マルチデバイスでのメール利用が可能になり、機種変更時のデータ移行や、端末の故障時や紛失時など、データを消失した場合のデータ復旧も簡単になる。また、クラウド化に合わせてUIやデザインを刷新し、よりわかりやすく直感的な操作を可能とする予定だ。メール保存容量は1GB(最大8万件)。
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