開催初日の10月6日は、自動車およびバイクメーカーのトップが学生や一般来場者と対話するイベントが多く開かれた。「BOSSトーク」と題するトークショーにはトヨタ自動車など3社のトップが出席、会場からの質問にも答えた。女性による「他社のクルマでやられたと思ったクルマは?」という質問にトヨタの豊田章男社長は、ショーに同席した三菱自動車の益子修社長、スズキの鈴木俊宏副社長にエールを贈るかたちで、『パジェロ』と『ワゴンR』を挙げた。これに対し益子社長は「私どもがEVを開発するきっかけにもなった」として、トヨタの『プリウス』を挙げた。男性からの「デートにふさわしいクルマは?」という質問では、鈴木副社長が「昔のクルマは肩と肩が触れ合うくらい小さかったので良かった。今はクルマの幅も大きくなっているので…」と質問者に同情し、笑いを誘った。豊田社長は「私だったら、どんなクルマで行っても、いつも笑顔で迎えてくれる人を選びたい」と脱線すると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。そのうえで豊田社長は、デートには「間違っても『レクサスLFA』のようなクルマを選んではいけません。彼女はクルマばかり見るでしょうから」と、付け加えた。