シャープは新開発の「IGZO」ディスプレイを使ったプロダクツを参考出展。家庭用テレビやPC用モニター、タブレット端末、小型モニターなど、さまざまな用途に使える技術であることを示した。 出展されていたPC用のモニターは32型で、解像度は3840×2160ドット(140ppi)。ブース内ではセガが現在サービスを提供しているオンラインPCゲーム『PSO2』を使ったデモンストレーションを行なっていた。実際にプレイしてみたが、高精細で発色がよいだけでなく、ゲームプレイに重要な応答速度も十分だった。PC用モニターはエンターテイメント分野だけでなく、デザインや医療などの現場でも活躍しそうだ。 ブース内には、32型タッチセンサーつき4Kディスプレイや、タブレット端末に搭載した7型ディスプレイ(1280×800ドット 217ppi)も展示されていたが、もっとも注目を集めていたのは6.1型の小型モニター。こちらの解像度は、なんと2560×1600ドット(498ppi)。ディスプレイに眼を近づけて見ても、ドットサイズがまったくわからないほど精細だった。 ブースのスタッフの話では、IGZOの技術は4K以上の解像度を実現できるという。しかし「まずは4K」というのが今の市場の流れなので、今回は4K以下のディスプレイを出展したそうだ。それぞれのプロダクツについて、まだ発売時期や価格は公表されていないが、「技術的な問題はクリアーしているので近い将来に製品化できそう」とのことだった。