ソフトバンクとイー・アクセスは1日、ソフトバンクを株式交換完全親会社、イー・アクセスを株式交換完全子会社とする株式交換契約を締結した。ソフトバンクはイー・アクセス株式を1株につき5万2000円と評価し、イー・アクセス株式をソフトバンク株式に交換する。 イー・アクセスの株価は、最近は1万5000円程度で推移していた。イー・アクセスの千本倖生会長は「直近の株価は不満。ソフトバンモバイルの提案は、イー・アクセスの株主に対してひとつのソリューションだ。5万2000円は妥当だと思う」と語る。イー・アクセスの取得株式価値は1802億円だ。 取得株式価値と純有利子負債と合わた3651億円が、ソフトバンクがイー・アクセスを統合するのに必要となった企業評価額となる。他方、設備投資額などが2260億円、顧客獲得コストが1360億円、ソフトバンクへのシナジーが3600億円、計7220億円が期待される企業評価額であり、差し引き3569億円がプラスとなる。シナジーの内訳は、顧客基盤の強化が2000億円、ネットワークの供用が1100億円、その他の経営効率化が500億円の想定だ。