楽天は3日、クーポン事業への本格参入を発表した。クーポンサイト「Shareee」(シェアリー)を運営するシェアリーの株式を取得したとのこと。楽天におけるO2O(オンライン・トゥー・オフライン)事業の1つとして、オフラインでの消費領域を拡大するのが狙い。 「Shareee」はレストラン予約、宿泊予約、リラクゼーション施設予約など、50%以下の価格で利用できるプレミアムクーポン商材をメインに取り扱うクーポンサイト。現在、「グルーポン」「ポンパレ」に続き、取扱高で国内第3位となっている。 第一弾として、楽天が提供する決済サービス「楽天あんしん支払いサービス」を「Shareee」に導入し、楽天スーパーポイントを媒介とした新規顧客の相互送客を図る。将来的には、2010年に運用を始めた楽天グループ内のみで利用できるクーポンサービス「Racoupon(ラ・クーポン)」と、「Shareee」を基盤とするクーポン事業の連携を強化し、楽天グループ全体としてクーポンを活用可能とするとのこと。 運営に当たっては、「シェアリー」の共同運営者である光通信が保有するオフライン分野での営業力と、楽天が有する約7,800万人の会員資産およびと送客能力を生かすとのこと。