昭文社の子会社マップル・オンは、iPhone向けアプリ「震災時帰宅支援マップ 首都圏版」を2012-13年版にバージョンアップし、販売を開始した。同アプリは、大地震が発生して都心の公共交通網がマヒした場合、自宅や一時避難先まで歩いて帰るためのサポートをする。 購入時にダウンロードして本体に格納するため、いつでも手元に携帯しておくことができる。最初に自宅などの「目的地」を登録、スマートフォンのGPS機能を利用して自分の位置や帰宅方向を地図上に表示。また歩いてきた道のりの軌跡を表示するなど、目的地までのルートや距離・方向をその都度確認できる。今回のバージョンアップでは、これまでの「帰宅支援ルート」のみの地図だけでなく、通勤圏内である都心から半径40kmの地図を1枚の大きなシームレスマップで表示。概略・詳細マップの切り替え、拡大・縮小もワンタッチで行える。また、現在地や任意の位置から、「広域避難場所」「避難所」「帰宅支援ステーション」「病院」「トイレ」など、帰宅や避難時に必要な12ジャンル・4万件のスポット検索が可能。各ジャンルを検索すると、検索位置から5km以内のスポットをサーチし、近い順に地図画面の下に名称とアイコンを表示するなど、機能性を大幅に向上させた。価格は800円。