電通は10日、Twitter Japanの協力を得て、Twitter上での話題の拡散力を測る指標を開発したことを発表した。 この指標では、特定のキーワードを含むツイートを対象として、そのツイート総数、到達した可能性があるユーザー数(リーチ)、一人当たり平均で何回到達したか(平均フリークエンシー)を把握できる。 特定のキーワードについてつぶやいたユーザーを対象に、そのユーザーのフォロワーを集計し、重複しているフォロワーを除くことによって、ツイートが最大でどれだけリーチしていた可能性があるかを把握。また、各ユーザーのツイート数を測定することで、フォロワーに平均で何回ツイートが到達しているか、その頻度(フリークエンシー)も把握することができるとのこと。 また、この指標をもとに、ソーシャルグラフ(Twitter上のユーザ間のフォロー・フォロワー関係)を可視化することで、どこからどのような形で話題が拡散したか、さらに、一般的なソーシャルリスニング・レポートとして作成されてきた時系列ごとのツイート推移や内容のセンチメント分析などに加え、話題拡散のポテンシャルやその拡散構造も把握できるようになるとのこと。 たとえば、ある企業がTwitterを使ったキャンペーン中に行った施策において、Twitter上でどれだけの情報がリーチしたか、時系列ごとのツイート数とその話題拡散(リーチ)をグラフ化。施策(記者発表会やイベントなど)を行ったタイミングで、ツイート数が伸びているのみならず、どれだけの情報が伝わったかも把握できるという。 Twitterは「この新しい指標により、Twitter上での各企業に関する話題のひろがりを把握することができるようになる」としている。