クロス・マーケティングは1日、「シニアのライフスタイルとSNS利用」に関する調査結果を公表した。調査時期は7月12日で、全国60~79歳の男女1,200サンプルから有効回答を得た。 まず、「商品やサービスの情報収集に役立っている媒体」を尋ねたところ、「新聞広告/記事」(61.2%)、「テレビCM」(59.8%)、「テレビ番組」(58.6%)とマス媒体がトップ3となった。一方で「気になることがあるとすぐに調べる方だ」で、あてはまる計が73.3%と顕著に高く、自分で情報を収集・分析しようという意向も高い模様。とくにSNS利用者(25.3%)は非利用者(10.7%)を大きく上回った。 「ライフスタイル満足度」において、「非常に満足している」が高いのは、「家族との関係」(11.3%)と「趣味」(10.2%)。ここでも、SNS利用者(11.8%)が非利用者(7.5%)の満足レベルを上回っている。「友人関係」においては、オフライン/SNS上ともに、SNS非利用者よりも利用者のほうが友人数が多く、サークルやクラブに所属している率も高かった。 そして「SNS」の利用頻度は、「週2~3日以上」(40.2%)の人が4割を占めることが明らかとなった。SNSサイトの「満足度」(非常に満足している、満足しているの合計)はおおむね30~40%あり、全般的に利用継続意向(利用したい計)が50%を超えていた。サービスごとの比較で、一番満足度が高かったのは「Google+」で49.3%。一方で一番不満度(満足していない、全く満足していないの合計)が高かったのは、意外にも「シニア向けSNSサイト」の12.5%だった。