韓国のサムスンは4日(米国時間)、GALAXY S3を米国の5キャリアから6月中に販売すると発表した。また、これまでキャリアが独自に命名していたブランド名を統一するイメージ戦略も打ち出した。 GALAXY S3を販売するのは、米AT&T、米Sprint Nextel、米T-Mobile USA、米ベライゾンワイヤレス、米U.S. Cellularの5社。AT&Tとベライゾンは6月5日から、U.S. Cellularは12日から予約を受け付ける。出荷時期についてはいずれのキャリアも明らかにしていない。 米国では携帯電話やスマートフォンのブランド名についてキャリアが主導権を握っているのが普通で、これまでGALAXY SシリーズはAT&Tでは「キャプティベイト」、ベライゾンでは「ファシネイト」というブランド名で販売されてきた。しかし、GALAXY S3では全てのキャリアで「GALAXY S3」という共通したブランド名を使用する。 キャリアが独自のブランド名を使用する慣例を最初に破ったのはアップルのiPhoneで、サムスンもこれに続く形となる。他メーカーの端末のブランド名は引き続きキャリアが主導権を握っており、サムスンが統一ブランド名を導入できた背景にはGALAXY Sシリーズの圧倒的な販売数があるとみられる。サムスンは米キャリアとの力関係でもアップルと同じ立場に立ったといえる。
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