立教大学と日本マイクロソフトは28日、世界で活躍できる人材の育成に貢献するために、「立教型ビジネス基礎講座」を、両者が連携して開発することを発表した。 立教大学の商学教育の実績や近年の経営学部「ビジネス・リーダーシップ・プログラム」等の教育の試みと、マイクロソフトの実務でのノウハウをもとに、ビジネススキルと実践的なIT活用を統合した学生向けカリキュラムを共同開発する。 今回の共同開発は、立教大学が約25,000人のすべての学生・教職員を対象に、日本マイクロソフトの「EES(Enrollment for Education Solutions)プログラム」等を採用し、教育環境を大幅に増強したのがきっかけとのこと。この環境を最大限活かした、新たな人材育成の手法を開発・実施するため、両者で教育連携協定を締結したうえで実施する。 「立教型ビジネス基礎講座」は、論理的思考力、コミュニケーション力などのビジネスの現場で必要とされるスキルと、Microsoft Officeなどのソフトウェアをさらに業務効率を高めるツールとして使いこなすためのスキルを、学生のうちに身に付けることができるカリキュラムとなっている。 6月2日より立教大学にて、連続公開講座(「考える技術・伝える技術 ~立教型ビジネス基礎講座~」)を日本マイクロソフトの社員が講師となって実施。そのうえで、そのコンテンツを立教大学の監修のもと日本マイクロソフトがeラーニング化し、Windows Azure Platform上で展開する。また、立教大学は次年度からの本格実施に向けて本講座のカリキュラムの体系化を行う。さらに、日本マイクロソフトにおいてインターンシップを実施し、学生が実際のビジネス現場でも学ぶ機会を提供する。