ゼットエムピー(ZMP)と日本マイクロソフトは22日、自動車の車載センサー情報の収集・解析・制御のための次世代技術やサービスの研究開発環境を、両社が連携して提供すると発表した。 両社のセンサー技術やクラウドサービスなどを活用した最新の開発環境を構築し、日本マイクロソフトの開発・検証施設である「マイクロソフト イノベーションセンター」内に設置し、開発者が利用できるようにする。提供先としては、自動車メーカーや部品メーカーなどの自動車関連企業、通信、IT関連企業等が想定されている。 ZMPでは、2009年より次世代自動車の開発環境として「RoboCar」シリーズを販売している。さらにトヨタ自動車のプリウスをベース車両とした「RoboCar HV」を発売する。これにあわせ今回、マイクロソフトのクラウドサービスであるWindows Azure Platformと連携させた開発環境を提供する。 具体的には、車載データとして、ベース車両のセンサー情報に加えて、ZMPが開発した車両の姿勢を高い精度で計測する「IMU-Z」と「POSITION-Z」、人や車・障害物の距離画像を取得できる「RoboVision」、死角検知センサー「OpticalFlow-Z」等からの情報を収集し、それらの情報をインターネット経由でクラウド(Windows Azure)に保存し、保存された情報をSQL Azure上でデータベース化する。 なおZMPと日本マイクロソフトでは、今後、プリウス以外の自動車をベースとした開発環境の提供も予定しているとのこと。
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