米Googleとモトローラ・モビリティは22日(現地時間)、Googleによるモトローラ・モビリティの買収が完了したと発表した。買収額125億ドル=約1兆円という大型買収がついに成立した。 Googleは昨年8月にモトローラ・モビリティを買収すると発表したが、校正な市場競争を阻害する恐れが有ることから、米司法省や欧州連合(EU)欧州委員会などの独占禁止法を管轄する機関の審査を受けていた。中国の規制当局の承認が遅れていたが、先週に承認されたため、買収完了となった。 この買収に伴い、モトローラ・モビリティのCEOであるサンジェイ・ジャ氏が退任し、Googleの元シニア・バイスプレジデントであるデニス・ウッドサイド氏が新たにCEOに就任した。 GoogleはスマートフォンのプラットフォームであるAndroidを開発しているため、この買収によってモトローラ・モビリティが優先的にAndroidを使用するようになるとの懸念があった。しかし、今回の発表でGoogleは「モトローラ・モビリティはGoogleからAndroidのライセンスを受けた企業としての地位にとどまり、Android自体のオープン性は以前と変わらない」としている。
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