1日の始まりをスッキリお通じでスタートしたい、というのが理想だが、女性の5割以上が便秘気味という調査結果が出ている。 健康食品メーカー、サン・クロレラは、3月29日~30日、全国の10~80代の男女を対象に「お通じに関する実態調査」を実施した。 1日のお通じの回数を聞くと、10~80代までの男女の約5割が1日に1回程度のお通じがあると回答。さらに、約2割弱が「1日2~3回」ないしは「2日に1回程度」のお通じがあると回答した。■1日のお通じの回数1.1日1回程度 51.3%2.1日2~3回程度 19.6%3.2日に1回程度 15.7%4.3日に1回程度 7.7%5.1日4回以上 2.0% しかし、同時に下痢や便秘などお通じの状態についてたずねたところ、男女の平均では約3割が快便であると答えたものの、女性の5割以上が便秘気味であると感じていることがわかった。■普段のお通じの状態は?【男女計】1.特に気にならない 31.7%2.たまに便秘になる 27.7%3.たまに下痢になる 19.5%■普段のお通じの状態は?【女性編】1.たまに便秘になる 34.4%2.特に気にならない 27.36%3.よく便秘になる 20.8% 興味深いのは、「よく便秘になる」と答えた人のうち、約15%が、「1日に1回程度」のお通じがあると答えている点。「1日1回のお通じ」を、必ずしも快便の基準とは考えていない人もいるという結果となった。■よく便秘になると答えた人のお通じの回数1.3日に1回程度 33.1%2.2日に1回程度 26.1%3.1日1回程度 15.5% また、便秘改善方法として知っているもの、効果があると思うもの、行ったことがあるもの、現在も行っているもの、などについては、「ヨーグルト/乳酸菌を摂る」「野菜や果物を摂る」「水分を摂る」「運動をする」「医薬品を飲む」などの回答に人気が集まった。 アンケートの対象者に、「あなたにとって快便とはどのようなものですか?」とたずねたところ、最も多かった答えが「決まった時間に出る、いつも同じ時刻に出る」となり、「1日1回」「すぐ・短時間・時間がかからない」などの排泄時間に関するものや、「バナナ状」という排泄物の形状に関する回答も多く集まった。 この調査で明らかになった快便についての共通認識は、『1日1回、決まった時間にバナナ状の排せつ物が、短時間に出て、しかも痛みを伴わないこと』のようだ。また、快便に向けたお通じ改善のカギは、朝食をしっかりとり、朝の排便習慣をしっかり身に付けることにあるといえそう。普段なかなか聞くことができないほかの人の「排便スタイル」を知ると、腸内環境改善のヒントを得られるかもしれない。