この実証実験では、ノートブックPCへ気温・湿度・照度を計測できるセンサーを取り付け、オフィスの環境情報を収集する。さらに、インテル東京本社の従業員50名を対象に、室温をどのように感じているか、インテルが開発したソフトウェア「Personal Office Energy Monitor」(POEM)を通して調査する。
センサーにより収集される「環境情報」と、従業員の環境に対する「感覚情報」(暑い、寒いなど)、さらに天候や外気温などさまざまな要素と組みわせた解析を行い、オフィス環境を管理するシステムに対して電力削減に有効な情報を提供できるか検証する。既存のBEMS(Building Energy Management System)をより高度にし、費用負担の少ないソリューション構築が可能かどうかなども視野に入れたものとなる見込み。今後、インテルはセンサーを活用した新しいパソコンの利用モデルを確立・推進し、センサー内蔵パソコンの普及と社会的課題への貢献を目指すとしている。