ソフトウェア大手の米オラクルは20日(現地時間)、第3四半期(2011年12月~2012年2月)の決算を発表した。純利益が18%増となり、売り上げも事前の予測を上回った。 売り上げは非GAAPベース91億ドルで前年同期の3%増。事前の予測は90億2000万ドルだった。純利益は25億ドル。オラクルの社長兼CFOであるサフラ・キャッツ氏は「オラクルは私たちの歴史の中で最高の利益率を実現する軌道に乗っている」と語っている。 売り上げの内訳では新規ライセンス収入が7%増などソフトウエア部門が好調。一方、ハードウエア部門は11%減と不調に陥っている。しかし、サフラ・キャッツ氏は「ハードウェアとソフトウェアを同時に設計して利益率の高いシステムとしている。オラクルはハードウェアとソフトウェアの統合企業だからこそこれらの記録を達成できる」としている。