日本ヒューレット・パッカードは29日、ビジネスにおけるビッグデータの効果的な活用支援を目的として、社内横断組織「ビッグデータタスクフォース」を設置するとともに、関連のコンサルティングサービス2種を新たに発表した。新サービスは本日から提供開始となっている。 新たに発表されたサービスは、「HP ビッグデータ分析コンサルティングサービス」および「HP ビッグデータバッチ処理高速化コンサルティングサービス」の2つ。 「HP ビッグデータ分析コンサルティングサービス」は、非構造化データ分析におけるプランニングからロードマップ策定、データマイニング処理基盤の設計、構築、そして運用まで顧客の分析ソリューション全体を支えるラインアップをワンストップで提供するもの。 具体的なサービスとしては、業務およびシステムの改善を目的とした最新製品、テクノロジーの紹介や、統計分析によるテキスト/ログ等のデータマイニング事例のデモ、紹介を行う「ディスカバリーワークショップ」。策定したシステムの将来像に向けて、システム全体の要件定義、設計、構築、運用サービスを提供する「分析システム導入支援サービス」などが挙げられる。 一方、「HP ビッグデータバッチ処理高速化コンサルティングサービス」は、日本HPがこれまで蓄積してきた分散処理技術(MapReduce)によるバッチ処理高速化に関する実績をもとに、顧客の環境に最適化されたバッチ処理高速化システムを、テスト評価環境も含めて提案し、導入後の運用支援まで提供するというもの。 具体的なサービスは、顧客の環境に合わせたアセスメントシートを用いて調査を行い、既存システムの問題点を明確にする「バッチ処理高速化コンサルティングサービス」。問題点解決のために必要な製品、テクノロジーを選択し、アーキテクチャ、性能テスト、負荷テストなどを実施、また、分散処理技術や、分散ファイル技術を用いてのプログラミングまで実施する「バッチ処理高速化システム導入支援サービス」などとなっている。