凸版印刷とトッパンシステムソリューションズ(TSS)は10日、NFC搭載のスマートフォンを活用したフィールドサービス業務支援システムを共同で開発したことを発表した。 本システムは、管理対象物に取り付けたICタグをNFC搭載スマートフォンで読み取り、Salesforce上でメンテナンス情報や活動データなどを一元管理するシステムとなっている。NFC搭載スマートフォンを活用したことで、ICタグの読み取りに、高価な専用リーダを不要とした。 具体的には、あらかじめ管理対象物にユニークIDを持つICタグを取り付けておき、フィールドサービススタッフが、NFC搭載のスマートフォンでICタグのユニークIDを読み取り。そのIDを、個体の識別や、管理番号、設置店舗、設置年月日などのメンテナンス内容に紐付けて情報を登録する。これらの情報は顧客管理・営業支援クラウドサービスのSalesforceで、一元管理される。 さらに、Salesforceプラットフォームやアプリケーションを活用することで、管理対象物のある場所への訪問計画や、作業履歴などの他、日報作成やメンテナンス活動データを集計・分析、プロセス改善などさまざまな業務プロセス支援が行える。各種機器メーカー、メンテナンス会社など機器・什器を設置場所で保守や点検、管理する企業向けに2月上旬より販売を開始する。
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