今日のGoogleロゴは、屏風に動物の絵が描かれたもの。江戸時代の画家(絵師)、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の生誕296周年にあたるそうだ。 伊藤若冲は1716年2月8日生まれ。裕福な京都の商家の跡取りとして生まれ、若年期は商売をしつつ合間に絵を描いていた。「若冲」の号は老子45章の「大盈若沖」(冲は沖の俗字)から採られた。 代表作に若冲が時間と労力を存分に費やして描きあげた、30幅におよぶ大作「動植綵絵」(現在は皇室に献上されている)や「樹花鳥獣図屏風」があり、今回のロゴはこの「樹花鳥獣図屏風」を模したイラストとなっている。右隻では正面を向く白象を中央に配し、周囲に獅子・豹・猪・栗鼠・麒麟などさまざまな種類の獣と樹花を、左隻では鳳凰・鶏・鵞鳥・雉・錦鶏・孔雀・鴛鴦・白鷺など、多種多様な鳥と樹花を描いている。 2001年にはNHKが「神の手をもつ絵師 若冲」として特集するなど、江戸時代を代表する絵師といえる。
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