本日発売の「美術手帖」11月号が、「京都、究極の職人技」と題した特集を掲載している。 メジャーな観光地にも、数多くの職人技が隠れている京都。超絶的な技を何世代にもわたって受け継いできた京職人の”ディープな世界”へと案内する特集となっている。 巻頭では、モデルで女優の菊池亜希子が、京都・西陣でただ一軒、能衣装を織り続ける工房「佐々木能衣装」を訪れ、その手仕事の粋に触れる。また、書画の軸装や屏風などを扱う表具師、寺院や仏具などに金箔を押す箔押師など、凄腕の職人たちの仕事に迫る。 さらに職人たちの愛用する「道具」にも注目。イラストレーター・マンガ家の死後くんが、職人のマニアックな道具を巡る「職人専用! ミラクル道具ツアー」や、染織家や能楽師、塗師やデザイナーたちが、愛用している京都生まれの道具を紹介するページも掲載。 また11月号には、ヴォルフガング・ティルマンスの展覧会ロングレビューや、写真家・中平卓馬の追悼記事、オマー・ファストのインタビューなども掲載されている。