日本放送協会(NHK)は18日、世界初となった1984年の直接衛星放送開始と、この実現に向けた長年にわたる研究開発の功績により、「IEEEマイルストーン」に認定されたことを公表した。 「IEEEマイルストーン」は、40万人近くの会員登録がある技術者団体「IEEE」により、電気・電子技術分野において、実用化以降25年以上にわたって国際的に高い評価をうけてきた業績を称えるもの。過去の日本の受賞では、八木アンテナ(東北大学)、自動改札機(オムロン、近鉄など)、日本語ワードプロセッサ(東芝)などがある。 NHKでは、小型パラボラアンテナによる家庭用受信機、放送衛星本体とその管制技術などを開発した。これらの研究開発が、山間部や離島などを含む日本全国の世帯でテレビ放送の受信を可能とし、また、現在世界各国の人々が利用している衛星放送サービスの基礎を築いたことに対して評価され、今回の受賞となった。 これらの技術は現在でも、ハイビジョンや、多様なデジタル情報を多重して放送するISDBの開発が促進され、BSデジタル放送や地上デジタル放送の実現につながる技術となっている。NHKでは贈呈された銘板を設置するとともに、除幕式も行った。
長澤まさみ、目黒蓮、小池栄子らが「第31回橋田賞」受賞に喜び!目黒蓮「『silent』は僕自身も心を動かされた作品」 2023年5月10日 「第31回橋田賞」授賞式が10日に都内で行われ、受賞者の長澤ま…