米インテル社の戦略的投資/M&A部門として活動するインテル キャピタルは15日、アジア企業10社に総額4,000万ドルに上る投資を行うことを発表した。日本、中国、インド、韓国の企業8社への新規投資、および近く投資予定の台湾企業2社が含まれるとのこと。 日本では、クラウド・サービスの「Gクラスタ・グローバル」と、セキュリティー対策ソリューションの「ワンビ」に投資が行われる。投資額を含む投資の詳細は公表されていない。 Gクラスタ・グローバルは、同社が保有する特許技術「Gクラスタ」を活用した双方向クラウド・サービスを提供する企業。同社のGクラスタ技術は、仏大手通信会社SFR社のクラウド・ゲーム・サービスや、日本のデジタル・テレビ向け動画配信サービスT's TVに採用されている。Gクラスタは今回の投資により、研究開発や新規市場の拡大を図る計画だ。 一方ワンビ(OneBe)は、パソコンやUltrabook、タブレット、スマートフォン向けの遠隔データ消去サービスを提供するセキュリティ・ソフトウェア企業。ワンビは今回の投資によって、インテルCore vProプロセッサー搭載PCのインテル アンチセフト・テクノロジーに対応した製品開発や、クラウド・コンピューティング向けの新しいセキュリティ・ソリューションの開発を推進する計画とのこと。 その他には、インドのクラウドサービス事業会社「Happiest Minds Technologies Pvt. Ltd.」、中国の業種特化型の検索エンジン企業「Makepolo.com Co. Ltd.」などが投資対象となっている。なおインテル キャピタルはこれらの新規投資に加え、国際金融公社(IFC)が、インテルキャピタルのシンジケーション・プログラムに参加したと発表している。
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