ビジネス特化型コミュニケーションサービスの米LinkedIn(リンクトイン)は20日、日本向けサイトの開設および日本への事業進出を発表した。東京都渋谷区にリンクトイン・ジャパンのオフィスを構え、LinkedInサービスの普及、ユーザーの登録促進などを開始する。 LinkedInは、ビジネス情報に特化したコミュニケーションサービス。SNS、ニュース購読、情報共有、マッチングなどの機能が用意されており、現在全世界200か国・地域で1億2千万人のユーザーが登録済みとなっている(8月4日時点)。LinkedInへのユーザー登録およびプロフィールページの作成は、無料で行うことができ、プロフィールを作成することで、職歴、学歴、スキルなどの情報を世界に向けて公開し、仕事やキャリアに基づいた人脈を構築することができる。「LinkedInグループ」を通じて、同僚や顧客と交流することも可能。 その他の機能に、ユーザーのコンタクトや各業界のプロフェッショナルが話題にしているニュースや更新情報をリアルタイムで把握できる「Homepage」や「Signal」が用意されている。有料のプレミアムアカウントを利用することによって、LinkedInの登録ユーザーに直接メッセージを送ることができる「InMail」 やプロフィール管理の拡張機能などを活用できる。 日本・アジア パシフィック 担当 バイス プレジデント 兼 マネージング ディレクターのアーヴィンド・ラジャン氏は「今回の日本語サイトのオープンを機に、LinkedInのサービスを日本の皆さんにも提供できるようになったことをとてもうれしく思います。念願ともいえる日本への進出は、事業拡大を目指すLinkedInにとって大きなチャンスです。これからもすばらしい才能と知識が結集する日本のマーケットに貢献できるよう全力を尽くします」 とのコメントを寄せている。